BOSO BASECAMPの話。
ここ2週間は排水用の側溝を掘り起こしております。
みなさまは「浄化槽」というシステムをご存知でしょうか?
ワタシは「下水道の代わりに生活排水などの汚水をバクテリアかなんかキレイにして排水するもの」程度の理解でイマイチわかっていませんでした。
南房総の家は下水は「浄化槽」。
これは借りる前からわかってたんだけど、借りてから浄化槽屋さんに診てもらった時に「単独浄化槽だね」って言われたのよ。
「単独って何ですか?」って聞いたところ。。。
「単独浄化槽」とはトイレの下水(つまりし尿)のみを処理する浄化槽だという。
「え?キッチンとかお風呂の生活排水は?」
「あ、そういうのは垂れ流しってことですね」
「え!?そんなのいいの!?法律はOKなの!?」
即答で「すでに建てられているモノに関しては大丈夫ですよ~」だって。。。。
浄化槽は勝手に生活排水も処理してくれるものと思ってた。。。。
もちろんそういうものもあって、そちらは「合併浄化槽」と呼ぶ。
平成13年4月以降の新築ではすべて「合併浄化槽」にしなければならないし、拘束力はないものの各自治体で単独→合併に変更する費用を一部負担してくれるなどの措置もあり、現在ではかなりの割合で「合併浄化槽」なのだそう。
で、話は戻るけどウチは「単独浄化槽」。
環境のためとはいえ借家の浄化槽を入れ替えるのは現実的ではない。。。
かなりの費用が掛かるようだし、別荘としての利用では補助金も出ないし。
まぁ、とりあえず考えるのはやめよう。。。
排水設備はそのまま使うがイチバンいいでしょう。。。
浄化槽屋さんが「使うのは問題ありません」って言ってくれたのはラッキー。
まずはトイレの排水などがちゃんと浄化槽まで来ているかを調べる。
点検口やマンホールあけて(地味に苦労した)水流れてるかとかいろいろチェック。
トイレの排水は問題ないね。
そして生活排水。
コレがどういうルートでどこからどこへ流れるのかを知っておこう。
蛇口&排水口はキッチン、洗面所に2か所、風呂に2か所。
どうやら点線のように側溝が走っていて生活排水が下の河川まで続いているようだ。
家の反対側にもオープンの側溝があるんだよね。
まぁ、地味な作業で側溝を掃除していく。
ツタ植物が恐ろしいほど側溝の中に巣食ってる。。。。
で、こんな感じ。
ブロックが1つ落ちてるのは気にしない
下向きにニョキっと生えてるのが風呂場の排水だと思われる。
水を流して風呂場の排水が確認できたけど洗面所の排水はいくら流してもここには流れてこない。。。。
キッチンの排水は大量に流す(洗い物少しやる程度)と徐々に水位が上がってくる。
これは詰まってるというよりも排水溝が流れ込む側溝が土で埋まって死んでるな。。。。
掘り起こすのか。。。。
それでもまずは下流。
河川へ続く側溝へのアクセスを確かめてしっかり流れるようにしなければ。。。
いやー、がんばらないとね。
このあたりが8日当たりの作業。
DAY9にあたるのか。
遺跡発掘のように掘り進んでいく。
下の写真は右奥のブルーシートのさらに奥。
納屋と納屋の真ん中に排水溝が埋まっていました。
ツタツタツタ。
とにかくツタ植物をぶった切り、ぶっこ抜く。
写真中心あたりに排水溝が走っています。
納屋の屋根の雨どい(これも掃除しないとね)もココに流れ込んでるのね。
その直下あたりでもっと太いU字溝に接続するのが確認できた。
こちらはフタもしっかり閉まってるのでとりあえず開けずにそのままで。。。。
これにて浄化槽下がほぼ終わり。
あとは風呂場の排水口よりも上流を掘り起こすのみ。。。。
いやー、大変だぜ。
さて、ここからが先週の15日なのでDAY10。
先週は土&ツタ植物だったけど今日は土&竹。
気温が上がってきたけど夏になる前にやっつけないとね。
おぉ。。。。
頑張ればなんとかなるもんだ。
凄い量の土を掘り起こしてやっと洗面所の排水口が出てきた。
ちゃんと水流して確認もできた。
ついでに雨どいの排水も確認できた。雨どいは埋まってるけど。
この先もすごい土の量で山から土砂が押してきているのでU字溝が復活すれば水はけもよくなるはずだぜ。
GW前はココまで。
まぁ、遊びながらのんびりやっていこう。