刺激的な夜

内容はというと、当時の政治事情や樺太周りの複雑な歴史（っていうほど硬くないけど）とか情報がない場所でどんな旅だったかなんかを映像を交えて堀田節で話してくれました。

相変わらず軽い語り口が素敵な人だ。

この映像は同行者の一人がβのビデオ機器で撮影してくれていて、帰国後に編集して一緒に行った3人に配ったらしい。驚くのがそこまでしてるのにいままでどこかで公開したことないんだって！
まぁ、当時は出すにしてもYoutubeどころかインターネットもないし、VHSをDVDみたいに本につけるわけにもいかない。（いや、そういうのもあったけど）

で、探したら出てきてお披露目になったってわけ。

映像だけでなく文章も書いたには書いたけど、今となって読めるものも廃盤になってしまっている著書「タルサタイムで歩きたい」という本に20Pほどのボリュームだけらしい。

結構なプレミアついてる本だけどヤフオクで格安で出ていたのでこの日に買いました。
ベーキャンで読めるので興味ある人は来てね。

 

誰かに見せたり発表したりするための旅じゃなくて行きたいから行っただけの旅、映像もまた誰かに見せるために撮ったモノではなくその旅を切り取っただけのモノ。

ソレにすげーシビれました。

堀田さんに会うたびシビれるんだよなぁ。

それだけで休んでよかった。

で、そのあとはハカセのウィスキー話聞きながら深酒。
この人もこの人でシビれるぜ。
久しぶりに終電逃して池袋までしか乗れなかった。

そこから歩いて帰ったけどいい夜だったな。

日曜はBASE CAMP店内でGRANSTREAMの大瀬志郎による「カヤックの自由な旅の世界 in Tokyo」でした。

前半はGRANSTREAMスタッフの小倉皆くんによるネパールのカヤック修行旅。

後半は大瀬さんのカナダのハイダ・グアイを周ったときの話を中心に日常からシームレスに広がるカヤック旅について。

 

皆くんは10代のころにカヤックに出会って「コレを仕事にする！」って決めてからシーカヤックのガイドをやったり、自分の旅として沖縄本島を単独で1周したり西表島まで島渡りとかしてたんだって。

で、ある時からテクニカルなリバーカヤックにも手を出して、その縁でネパールにカヤックに関わる仕事があるよってことで修行もかねてネパールで漕いでいたころのお話し。

 

いやー、カヤックに対するモチベーションと人の縁を繋ぐ行動力にあきれるくらい（笑）
熱量高くフットワークが軽い。

さらに「シーカヤック」とか「リバーカヤック」みたいな境界をほとんど持っていないのが彼の魅力だろうなぁ。

イベント終わってから聞いた皆くんが企んでるこれからのカヤック旅がまたすげー面白そうだし今後も期待できる若者だったわー。

大瀬さんの方は今まで聞いた旅の話に加えて、「大瀬志郎の生き方」みたいなところに触れた気がしている。

堀田さんもそうだけど、彼もまた人に見せたり見られたりといった旅をするわけでもない。写真はそのために撮ったり撮られたりだけどね。

「旅に出ようが日々の生活とそう変わるもんじゃない。」みたいな「姿勢」こそが冒険家ではない彼の生きざまであり彼の魅力なのかなと思う。

 

来てくれた人たちともいろいろ話できてよかった。
はじめましての人も久しぶりの人もいたけど楽しい人たちばかり。

この日もイイ感じに酔っぱらって家に帰るも家の鍵がない（笑）
仕方ないからマンションの玄関で寝たけど寒くて途中で自転車走らせてマンガ喫茶に逃げ込みました（笑）

 

月曜は写真出さないけどベーキャンで大瀬さんもといシイナさんを囲む業界人飲み会。

熱い話も出たりだけど、単純に楽しいよね。

アウトドア業界の人はみんな素敵だよ。

そりゃ、イイ夜でしたよ。

でもこの日が一番マトモに帰れた（笑）

 

で、一日飛ばして20日も大瀬さんと小雀陣二の三浦カヤックツアーで一緒に漕ぐ予定だったんだけど、強風で中止になって急遽トークショーってことで仕切り直し。
もちろんトークも楽しそうだしチュンチュンさんにも久しぶりに会いたかったんだけど。。。

ムスコの誕生日が19日だったので家族と過ごすことにしました。

いやー、濃い週末だったなぁ。

今日のトークはチュンチュンさんのアラスカカヤック旅の話だったらしいからやっぱりそっち行けばよかったか。。。。とか思ったのは内緒なのです。

 

とにかくいろんな先輩たちにシビれまくりの夜ばかりの数日間でした。

ぼくも頑張んなきゃね。