猟友会ってどうなのさ?

週末はずっと撮影で外でゴハンばかり作っておりました。その話は後日お伝え出来るときに書きましょう。

 

さて、今期の狩猟者登録において実験的に猟友会を介さずに登録をしてみようと思い、実践してみましたのでレポートしておきます。

 

今シーズンで6,7期目のハンターになりますが、今まではなにも考えずに猟友会を介してのハンター登録をしてきました。

でもみなさんが思ってる通り「猟友会ってなにしてくれてるの?」と思うわけです。

 

ただ、ぼくが所属してきた千代田猟友会は銃砲店が窓口だったりいろいろなタイミングで連絡をくれたりと非常にありがたかったので他のエリアで登録している人ほど不満?のようなものは感じていなかったのですが。。。

まぁ、猟友会通さずにハンター登録できるっぽいのでやってみようということでやってみました。

 

まず猟友会を通して登録することのメリットとデメリットを整理しましょう。

 

メリットは楽なこと。個人では入ることができない(難しい?)ハンター保険に加入できるし、ハンター登録も写真を持っていって口頭で申し込むだけであとは届くまで待つだけです。


千代田猟友会は浜田銃砲店が窓口なのでアポを取る必要などなく時間のある時に行けばいいので他の猟友会とは違うかもしれません。これはハンター登録が終わってから引き取りに行くのも同じなのでぼくにとってはメリットですね。

ホントはもう一つメリットがあるのですがぼくははじめ気が付いていませんでした。

 

デメリットは会費です。

猟友会に所属すると「大日本猟友会」「東京都猟友会」「千代田猟友会」に年会費を納めます。

それぞれの額はどの猟友会に所属するかによって「違う」らしいです。

ぼくの場合は全部で9000円請求されていました。

猟友会に何のために入っているかわからない人は多いはずです。

まぁ、会報を発行しているというのは知っているんですけどねぇ。。。。

一緒にハンティングに出かける共猟会や射撃練習会などに参加すれば参加している意味が少しは出てくるのでしょうがコストとして妥当かどうかはやはり手続きが面倒かどうかにかかってくるでしょう。

 

 

さて、猟友会を通さないとどれくらい面倒なのでしょう。

 

まずはハンター保険に加入する手段を探します。

「団体」としてでないと加入できないのでハンター保険を加入するためにどこかの団体には所属する必要があります。

ぼくは銃砲店さんのクラブ会員になることでハンター保険の適応内メンバーになることができました。

クラブ会員全員が保険の対象になるので個人で「加入する」のとは少し違うそうですが、なにか起きた時に保険が適応されるわけですから同じと思っていいでしょう。

ただ、ここでかかるコストは千代田猟友会からハンター保険の値段として請求されるものと同じですので保険にかかる費用は変わりませんでした。

保険内容は少しだけ違いましたが概ね同じと思っていいでしょう。

 

その次に実際に都道府県にハンター登録を申し込みます。

直接都道府県の担当に問い合わせて書類を書いて郵送などします。

 

今シーズンは山梨1種、茨城2種で申し込んだのですが、茨城の場合はネットで申し込みができたので非常に楽でした。

山梨の場合は「狩猟免状」と「ハンター保険の証明書」の”元本”を送らなければならないということでした。コピーではだめだそうです。コピーでは本物かどうか判断できないという理由と説明されました。猟友会を通すと猟友会が元本を確認したという信用のもとコピーで手続きが進むということです。何か所も申し込む人は元本が帰ってこないと2か所目が申し込めないということかもしれません。

これは手間という以上のデメリットな気がしました。

 

ここでは書類を送る送料と手続き代金、そして狩猟税がかかります。そのほかに振込手数料ですね。

詳しく覚えていませんが往復の送料と振込手数料合わせて1か所で1000~1500円かかります。

茨城はネット申し込みなので往路の送料はかかりませんでした。

 

千代田猟友会を通すと手数料で1エリア2000円取られますが、書類作成から送料や振り込みも込みこみですからワタシは代行の手数料としては妥当か安いくらいかと思います。

 

 

ぼくの場合は全部で安くなるコストは13000円だったのです。

 

猟友会費は全部合わせて9000円。

そのうち代行手数料は2000円x2エリア。

安くはないよねというコストだったのもあって自分で申し込みしましたが。。。

ココに少しばかりの落とし穴が。

 

後で気が付いたのですが、猟友会を通さないと「無許可譲受」がもらえないのです。。。

これは猟期の間ハンティング用の弾を300発まで購入できる書類なのですが、個人で申し込むとコレがもらえません。

ということは「許可譲受票」を警察署から出してもらう必要があります。しかもこれは用途が決まっており、「標的射撃」用途の許可譲受票ではダメなのです。
狩猟用の装弾の購入は「狩猟」用途で許可譲受票を警察署に振り出してもらう必要があるのです。

なので許可譲受票の申込書を書いて警察にアポを取って振り出してもらい、猟期が終わったら返納する(これは無許可も一緒ですが銃砲店の方がパッと行ってパッと終わる)必要があるのです。

振り出してもらうには2400円かかります。

ぼくの場合は自営業で早起きをすれば仕事に穴をあけずに警察署に行けましたが面倒くさいことは間違いないですね。。。

 

来年は千代田猟友会に入りなおそうかな。。。

共猟会に行くとコスト以上にお得だしね。