アーブスクール 皮なめし講座

12月1日はまたまた臨時休業して岐阜に行ってきました。

岐阜といっても郡上と高山の間くらいなので岐阜駅を想像するよりも結構遠い。。。。

東京を出発して6時間運転してやっと着いたその場所はアーブスクールの瀬戸祐介さんの住む土地です。

 

今回はここで瀬戸さんの「皮なめし講座」を受講してきました。

皮なめしとは動物の皮をぼくらが洋服やカバンなどに使う柔らかい(とは限らないんだけど)レザーに仕上げること。

 

今回は見る人が見ると気分の悪くなる写真が満載ですのでそういう方はここまででよろしくお願いいたします。

まずは剥いだ状態の皮の裏側の余分な肉や脂肪や筋などを剪刀という特殊な刃物でそぎ落とします。

まぁ、鉈とかでもいいんだけど鉈でやると両手で持てないから片手だけが疲れちゃう。

シンプルな作業だけどコレがどうしてなかなかきれいにやるのが難しい。。。

みんなでなんとかゴリゴリやってなんとか1匹分を処理。

 

ホントはこのあとなめし方によってミョウバン液やタンニンやクロームなどの液体に漬け込んで皮を化学変化させるんだそうですが。。。

これが数週間かかるそうで。。。。

いわゆる3分間クッキング方式。

「はい。これが漬け込んでなめしが終わったものです。これを柔らかくしていきましょう」という感じ。

 

タンニンなめしは結構色がつきます。

しかもよく言えば味のある、悪く言えば汚らしい(笑)色み。

ぼくは好きだけどな。

 

ミョウバンなめしはきれいな状態。

 

どちらの皮もこのあとストレッチングが必要。

手で地味に縦に横に伸ばしていきます。

これをしないとカチカチに固まっちゃうんだって。。。

これをしながら脂を入れていきます。

しかしこの作業が地味にキツイ。。。。

柔らかくて上質なレザーっていうのは大したものですな。。。

 

それからトロフィー製作用の皮の剥ぎ方をお勉強。

全身の毛皮を作ったりはく製と違って頭部オンリーのトロフィーは見上げるから。。。

などなるほどというテクニックがありました。

 

この頭部は全部剥いだあとに裏をきれいに処理してみました。

いただいてきたので現在ミョウバン鞣しに挑戦中。

まだ漬け込んでる最中です。

このあと脂いれて伸ばしてどうなるかな?

 

朝は瀬戸さんと一緒に猟場を散歩。

足音をできるだけ消して鉄砲も持って(瀬戸さんだけ)ガチで猟場を歩いたんですが残念ながら獲物は姿も見れませんでした。

足跡やぬた場などいろいろ観察してこれはこれで参考になりました。

 

こちらは完成したレザー。

質感は上質とはいえないまでも皮ではなく革にはなってます。

何作ろうかな。

東京帰ってきてからの月曜は猟場は回らずに射撃場へ。

瀬戸さんの意見聞いて思うところあったのでまずは弾がまとまるように射撃姿勢を変えてみました。

結果は。。。。

 

サイト調整する工具を忘れるというていたらく(笑)

まぁ、できる範囲でまとめられるようになったかな?

でもまぁまずは射撃練習だな。

 

初めてのシカはいつになるのか!?